幅が市政策アドバイザーを務める兵庫県豊岡市の豊岡市立図書館(本館)がリニューアルしました。
自動書コーナーの傍に新設した図書館内ラウンジ「いこいの間」は、ソファにゆったりと腰掛けながら、お喋りや飲食も可能なWiFi スペース。木工作家の吉川和人さんが樹齢300年の杉の木を彫ったチェア「自分の木」(大江健三郎さんのエッセイ『「自分の木」の下で』がモチーフになっています)が鎮座しています。
またそこから外部テラスや庭へと続く「いこいの庭」では、芝生広場のベンチやテラス席で、バスケットに入れた館内の本を読むことができます。「文系女子にも響く『数学の世界』」や「あのころにタイムスリップ」など、図書館の司書さんが選りすぐった本がバスケットに詰まっています。
人が図書館に来ないなら、図書館の入口を大きくして内と外の境界を曖昧にしようというコンセプトをもとに実施された今回のリニューアル。居心地の良さを感じながら、書物と人の距離が縮まってくれることを願っています。

668-0042
兵庫県豊岡市京町5-28
0796-23-6151

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