大阪 中之島につづき2館目となる「こども本の森」が岩手県遠野市に開館しました。
建築家・安藤忠雄氏が設計、建築し、遠野市に寄贈したこの建物は、旧「三田屋」という築120年木造2階建ての元呉服店を改築したものです。
BACHはこの図書施設の寄贈本の選定、新刊書籍の選書、配架、書架のサイン計画を担当しました。蔵書13,000冊のうち10,500冊は全国から集まった寄贈本で構成されています。寄贈本に2,500冊の新刊書籍を選書し、13のテーマに分け、さらに800ものテーマに細かく分類して配架しました。
遠野の地場を反映させた柳田國男の『遠野物語』を起点に、民俗学の系譜や河童や天狗の本、妖怪や異世界はもちろんのこと、様々なテーマの本が絵本、幼年童話、図鑑などを中心に並んでいます。
書棚にはこどもたちが本を手に取ってもらえる仕掛けをいくつも施しました。ここに来たこどもたちの考え方や将来に、少しでもいい影響を与えられたらこんなに嬉しいことはありません。震災復興のシンボルとして、安藤氏と遠野市の想いがたくさん詰まった素晴らしい施設になっています。


選書・配架:BACH
プロデュース:富川屋
ロゴ・サインデザイン:homesickdesign
書棚・書架サイン造作:ノッチアート遠野、株式会社リーフ


〒028-0523
岩手県遠野市中央通り1-16

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