中之島、遠野、神戸に続き4館目となる「こども本の森」が熊本市の水前寺公園内にある熊本県立図書館の隣に開館しました。

「こども本の森」は、未来を担う子どもたちが想像力や感性を育む機会を増やせるようにと、建築家の安藤忠雄さんが各地に設計、建築し、寄贈している図書施設です。
今回は熊本地震からの復興の願いも込め、初めて九州につくられました。
BACHは、株式会社図書館流通センターと共に選書の一部を担当し、約1万冊の本の精査、分類、配架、サイン設置などを行いました。

これまでの「こども本の森」と比較してコンパクトではありますが、その分建物の細部が際立ち、その精巧で居心地の良い空間設計、有機的な曲線を描く壁面いっぱいの本棚に、まるで一本の光の線のように走る照明計画、いたるところに散りばめられた幾何学の魅力と、こどもも大人も一緒になって本の世界に没入できる場所になっています。

各地の「本の森」シリーズと同じように天井まで続く本棚のタイトルは複本を準備して、棚の下部で閲覧可能です。ぜひ足をお運びください。

〒862-8612 
熊本県熊本市中央区出水2丁目5-1

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